QNAPを自宅のファイルサーバーに使っているのですが、あるファームウェアをあるバージョン以上にしてから、妙にHDアクセスが激しくなりました。管理画面のバックグランドタスクで頼みもしないサムネイルの作成をやっている、と表示されます。そんなの頼んでないから!というわけで、検索するとやはり対処してくださっているウェブページを見付けました。全てはこちらに書いてある通りです。
QNAPの最新フォームウェア4.1.0で実行される謎の『サムネイルの生成』について
まず「コントロールパネル」を開いて、「アプリケーション」の中にある「マルチメディア管理」の中にある「メディアライブラリー」の中にある「Media Libraryを停止する」あたりを選択すればサービスは止まるようです。バージョンによってGUIの配置は少々異なるようですが、項目の辿り方は比較的保たれていると思います。これで新規の作成は止まるのですが、ただ、既に作ったファイルは消えません。
既に作ったファイルを消すには、sshでログインしてfindで「@__thumb」の付くファイルを見付けてきて、一括削除です。sshのログインは、設定しているIPアドレスに対して標準のSSHのポートでアクセスし、ユーザー名adminと設定したパスワードでログインできます。ただ、リモートの文字セットの設定は正しくしておかないと、後で少々困ったことになるかもしれません。手元のWindows版のPuTTYを使う場合、デフォルトだとEUC-JPになっておりますが、UTF-8/Auto-Detect Japaneseを選択すると問題なく動きました。
後は共有ファイルの置き場所ですが、ファイルシステムの設定で少々違うと思いますが、私の場合は「/share/homes」以下にありました。共有フォルダの一番上の階層に行って、
find ./* -name ".@__thumb" -type d > ./filenames
とやって一応消す予定のファイルに必要なファイルがないか確認して、
find ./* -name ".@__thumb" -type d | xargs rm -rf
とやれば消してくれると思います。
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